福岡県北九州市小倉北区のお客様 Pt900 メレダイヤ付きリングまとめ 買取しました!
赤珊瑚の利用は非常に古く、古代地中海文明までさかのぼります。古代ギリシャやローマでは、赤珊瑚は邪悪なものから身を守る神聖な素材とされ、子どもや兵士のお守りとして用いられていました。また、装飾品としても価値が高く、彫刻やビーズに加工され、ネックレスや指輪として身に着けられていた記録が残っています。
中世ヨーロッパに入ると、赤珊瑚は宗教的な意味合いを強め、キリスト教圏ではロザリオや十字架の装飾として用いられました。特にイタリアでは珊瑚細工の技術が発展し、赤珊瑚は高級装身具として王侯貴族の間で広く愛されるようになります。
日本では、古くから珊瑚は海の恵みとして特別な存在とされてきました。特に赤珊瑚は、厄除けや安産、長寿のお守りとして大切にされ、江戸時代には高知県沖などでの採取が盛んになります。職人による研磨・彫刻技術が発展し、かんざしや帯留め、根付など、和装用の装身具として親しまれてきました。
