福岡県北九州市小倉北区のお客様 Pt900ダイヤリング 買取しました!
プラチナとダイヤモンドの蜜月が始まったのは、19世紀末から20世紀初頭にかけての「ベル・エポック」と呼ばれる時代です。それまでダイヤモンドの台座には主に銀が使われていましたが、銀は時の経過とともに黒く変色してしまうという弱点がありました。そこで、ルイ・カルティエをはじめとする宝飾師たちが、変色せず、かつ強度に優れたプラチナを本格的に採用し始めたのです。これにより、繊細なレースのような「ガーランド・スタイル」のデザインが可能となり、現代に続くハイジュエリーの基礎が築かれました。
Pt900という比率は、90%のプラチナに10%のパラジウムなどを配合した、まさに日本の職人魂が生み出した黄金比です。純度100%のプラチナは実は粘り気が強く柔らかすぎるため、精密な加工や石留めには不向きですが、この「9:1」の配合によって、ダイヤモンドを一生涯支え続ける強固な爪と、滑らかな肌触りを両立させています。特に、光を全方向から取り込む「ソリテール(一粒石)」のセッティングは、プラチナの強靭さがあってこそ実現した、光の魔法と言えるでしょう。
